2022/12/12 12:54:00
予想
メトロイド・ドレッド【評価・感想】
投稿者:YOSHI1,793 VIEW
2022-12-05 13:08:00
【はじめに】
TikTok For BusinessのアドネットワークPangleは、5月18日、ゲーム市場のインサイトと分析をおこなうNewzooと共同制作した最新レポート「ハイパーカジュアル:アジアと欧米市場の比較と分析」を公開した。
本レポートは、米国、イギリス、日本、韓国を中心とした欧米およびアジアのモバイルハイパーカジュアルゲーム市場について解析されており、ゲームディベロッパーやパブリッシャーにとって、欧米とアジア市場の主な違いの理解につながる情報も得られる。
本稿では、そんな「ハイパーカジュアル:アジアと欧米市場の比較と分析」から提供されている情報を一部紹介していく。ハイパーカジュアルゲームの動向や最近の収益モデルケースに迫ってみた。
■IDFA以降でも競争が続くハイパーカジュアル…その傾向は?
ハイパーカジュアルゲームといえば、ここ数年では、グローバル配信やマーケティングの進歩により、多くの会社が参入してきている。
レポートによると、2020年から2021年にかけて、ダウンロードTOP100タイトルにおけるハイパーカジュアルの割合は、安定した推移を見せているが、2021年のTOP100に見られるハイパーカジュアルゲーム36タイトルのうち、2020年時点でランキング入りを果たしているのは僅か8タイトルのみであった。
また、ランキングTOP入りを果たしているハイパーカジュアルゲームのサブジャンルにおいても変化があるようだ。
今でも盛んにハイパーカジュアルゲームがリリースされており、その競争は今でも続いていると言える。
2020年ではパズルやシミュレーションジャンルのハイパーカジュアルゲームがダウンロードされていたが、2021年ではランナー・レーシングジャンルが多く占めるようになっていた。
この傾向は日本を含め、全ての地域で見られる傾向であり、今でもユーザーが様々なハイパーカジュアルゲームを遊んでいることがわかる。
■シンプルなゲームデザインに加え、導入されていくメタ要素とライブオペレーション
そんな今でも盛んなハイパーカジュアルゲームであるが、ユーザー獲得やマネタイズ戦略はどのようになっているのか。
ハイパーカジュアルゲームのビジネスモデルとしては、”LTV>CPI”が基本モデルとなる。つまり、いかにインストール単価を抑えつつユーザー数を増やすか、いかにユーザー維持を行えるかが鍵となる。
ハイパーカジュアルゲームでは、アプリ内課金型のゲームと比べ、CPIは低い傾向にある。その分、参入障壁も低く、ユーザーは同時期に複数タイトルをプレイすることが多い。
したがって、クロスプロモーションを前提にハイパーカジュアルゲームは設計されることが多い。クロスプロモーションとは、ハイパーカジュアルゲームで表示される広告より別のタイトルのインストールも行われることを指す。
その為、数秒の広告でも理解できるようなシンプルなゲームメカニズムと普遍的なアートスタイルとテーマでゲームデザインされていることが多い。
また、シンプルなデザインながらも、その時のトレンドに基づくアートスタイルを採用しているハイパーカジュアルゲームも多く登場している。
このように、シンプルなデザインながらも、その時流に合わせたキャッチーなアートスタイルが昨今のハイパーカジュアルゲームの戦略として採用されているようだ。